拗らせ女の掃き溜め

恥も外聞も。

未来からの圧

生暖かい風をおくりだす黒い扇風機をみながら、わたしはなんのために生きているんだろう?

とふと思う。

 

こんな気持ちはこの間の台風にさらっていって欲しかったけど、幸いなことにわたしは雨風に晒されることなく、相も変わらず憂鬱な毎日を過ごしている。心の切替スイッチくらい押していって欲しかった。

 

そうやっていつも、自分の失敗や不甲斐なさを周りのせいにして、自分の人生なのにどこか他人事で生きてきたわたし。最近はそのツケが自分に回ってきていることをよく実感する。

 

ついこのあいだ、自ら命を絶ったイギリス人男性に関するツイートを見かけた。その人の遺書には、「イギリスでの人生はクソだった。だからタイに来れば人生が変わると思っていた。でもタイに来ても何も変わらなかった。クソなのは俺だった」と書かれていたらしい。

 

このままいくと、わたしもこの人と同じ結末を辿るだろうな。気持ちがわかりすぎてつらい。

 

散歩中にみたミミズの死骸や一生懸命鳴き続ける蝉の姿を見て、自分が生きてることに申し訳なさを感じたのは今年が初めてだった。

 

それじゃあこの先は生きていけないよって、未来から圧をかけられているような焦燥感。わたしは変われるのだろうか。