ホットケーキで幸せになれる?
つらい時にホットケーキを食べたら、気が紛れるのでは?
今日は寝不足のなか納品物を一本仕上げなくてはならず、追い込まれた気持ちをどうにかしたいと思っていた最中、戸棚のなかに閉まっておいたホットケーキミックスの存在を思い出した。
普段ホットケーキを作る時は、余計なものを摂取したくないため、米粉と牛乳、卵を混ぜ合わせて作るが、今回はメンタルが落ちてる時でも気軽に作って食べられるように、あらかじめ調整粉を買っておいたのだ、天才。
便利な調整粉とはいえ、フライパンで焼いたり、調理過程で使ったボウルやヘラ、泡立て器を洗うことを考えたら少々気が引けたが、これがわたしの心の救いになると思い、なんとか作り上げた。
(汚ねえ。)
あっという間にできたホットケーキを、一口食べてみる。誰でも美味しく作れるように作られているから当たり前だけど、美味しい。
わたし今、幸せかも?
そう思ったのも束の間、ホットケーキを半分食べ終わる頃には、色々な意味でお腹いっぱいの状態に。
20代後半のわたしの口にホットケーキの味は甘ったるすぎたし、なにより胃が拒絶しているのを感じる。これ以上オイラを痛めつけないでくれよ。
結局、2枚焼いたホットケーキの半分は冷凍庫のなかへ。
ホットケーキで幸せになろうという甘い夢は失敗に終わり、残りのホットケーキミックスと流しに溜まった洗い物を見て、途方にくれている。
わたしはその時の体調に合った健康な食事を食べている時が、一番幸せなのかもしれない。